ユリウス・マインル・コーヒー

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ユリウス・マインルの創業は1862年、ユリウス・マインルI世が1区フライシュマルクトに開いたお店が始まりです。当初は、緑の生豆のみを扱っていたのですが、後に、焙煎したてのコーヒー豆を売るようになり、これが当たって商売は繁盛。大資本となり、1939年、ユリウス・マインルⅡ世の時には、ヨーロッパ全土で1000店を超える店舗を有し、様々な高級食料品を扱うまでになりました。このため、ナチスのオーストリア併合に際しては、ユダヤ系の大財閥ロスチルドに対抗しナチスに協力せよとの要請を受けましたが、きっぱりこれを拒否したという逸話が残っています。
しかしながら、第二次大戦を経てオーストリアの店舗と焙煎工場だけが残されたのですが、1960年代末には、280店舗を所有するまでになりました。系列には、もっと廉価なコーヒー分野の食料品を扱う「Brüder Kunz」の店舗78店や大規模スーパー・チェーン「Pam Pam」もありました。
ところが、2000年、オーストリアにおける食料品小売業の財政危機のため、撤退を余儀なくされ、グラーベンの専門店以外の全店舗を売却せざるを得ませんでした。これらは全て、REWE及びSPARによって買収され、元のユリウス・マインルのお店は、ドイツ系の「Billa」や「SPAR」に変わってしまいました。
今日、ユリウス・マインル社は、再び元来のコーヒー業に集中し直し、オッタークリングに焙煎工場を操業しています。また、有名なグラーベンのお店は、2000年に大幅な改装が行なわれ、2フロアーとなって売り場面積も広くなり、デリカテッセン「マインル・グラーベン店」として、再スタート。従来以上に繁盛しています。Pan_restaurant_32743ここに入っているレストランが、2004年、“Gault-Millau”(オーストリア版ミシュラン)の三つ帽子(三つ星に相当)に認定され、根強い人気があります。

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